第1回 KEIO 大学図書館国際フォーラム
当日の配付資料
当フォーラムに多数ご参加いただきましてありがとうございました。フォーラムで使用したスライドを公開いたします。
- コンスタンス・マルパス氏 "Many paths, one moon"
- エミリー・スタンボー氏 "Shared Print in action, frameworks and futures"
- 加藤信哉氏 "日本:状況報告-共同保存図書館からシェアード・プリントへ"
第1回 KEIO 大学図書館国際フォーラム
大学図書館における冊子体コレクションの将来~日本版Shared Printの可能性~
標記フォーラムを以下の通りに開催いたします。
- 期 日 : 平成26年2月28日(金) 13:00~17:00
- 定 員 : 100名(先着)
受付を終了しました。お申込みありがとうございました。(平成26年2月10日)
- 参加費 : 無料
- 会 場 : 慶應義塾大学 三田キャンパス・東館6階 G-SEC Lab
アクセス: http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html - その他 : 当日は日英による同時通訳を行います
-開催趣旨-
かつては蔵書の規模というものが図書館を評価する上での重要な指標の一つであったことは疑いありませんが、資料電子化の進展や大学において図書館が求められる役割の変化などを背景に、蔵書、特に冊子体コレクションを取り巻く環境にも変化が起こっています。電子ジャーナルの登場と誌代高騰により、外国語学術雑誌のカレントの冊子体が書架から消えつつあります。また、書庫狭隘化への対策や新たな利用者サービスのためのスペース確保の必要性から、デジタル代替物のある雑誌タイトルの冊子体を除却する図書館も出てきています。このような状況を大学図書館としてどう受け止めるべきか、従来と異なる冊子体コレクション(プリント)に対する考え方や運用が求められる時代が到来しつつあります。
資料提供の電子中心への切り替えが日本より早く進んでいる米国の研究図書館では、今後の冊子体コレクションのあり方に関する研究、実践が盛んです。最も研究が進んでいるものとして「Shared Print(シェアード・プリント)」という考え方があります。シェアード・プリントとは、資料デジタル化の進展を背景に、複数の図書館が共同で冊子体コレクションの保存・管理・利用のしくみの構築を行う取り組みで、米国では数多くの実践プロジェクトが進行しています。
今回、OCLCの一組織であり、欧米を中心とする研究図書館に共通する課題を研究するために設けられたOCLC Research Library Partnershipの協力を得て、OCLCにおけるこの分野の第一人者、およびシェアード・プリントを実践している研究図書館から担当者をお招きし、北米の現状や実践から得た知見についての報告、および日本の関係者とディスカッションを行う場を設けるべく、今回のフォーラムを企画しました。これからの冊子体コレクションのあり方について、特に今回はブック(単行書)の扱いを焦点の一つとして、考察を深める機会にしたいと考えます。
皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム
* 受付 | 12:30 ~ 13:00 | |
* ご挨拶・趣旨説明 | 13:00 ~ 13:10 |
【第1部】講演
基調講演 OCLC Research, Program Officer |
13:10 ~ 14:00 コンスタンス・マルパス氏 |
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米国・事例報告 California Digital Library, Manager of Shared Print & Western Regional Storage Trust, Project Manager |
14:00 ~ 14:50 エミリー・スタンボー氏 |
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日本・状況報告 筑波大学附属図書館副館長 |
14:50 ~ 15:20 加藤 信哉氏 |
* 休憩 | 15:20 ~ 15:35 |
【第2部】パネルディスカッション
*パネルディスカッション | 15:35 ~ 16:50 | |||
パネリスト パネリスト パネリスト |
OCLC Research, Program Officer | コンスタンス・マルパス氏 | ||
California Digital Library, Manager of Shared Print | エミリー・スタンボー氏 | |||
筑波大学附属図書館副館長 | 加藤 信哉氏 | |||
コーディネータ | 慶應義塾大学メディアセンター所長 | 田村 俊作 |
* 閉会のご挨拶 | 16:50 ~ 17:00 | |
* 終了 | 17:00 |