更新情報 (9/13)

DRM合同セミナー資料をUPしました。
Bib-1 configuration guideline for Japanese Z39.50 library applicationをUPしました。

ライブラリーシステム研究会-Z39.50,文字コード,MARCフォーマット等について-

講演会のお知らせ

2005年度慶應義塾学事振興資金による研究会主催で、
9月よりデジタルアーカイブとメタデータに関する連続講演会を行います。
ご興味のある方はこちらのページをご覧ください。


2月号のお知らせ

1月15日の研究会には多くの方々の参加がありました。皆様、大変ありがとうございました。その資料は、更新掲載いたしましたのでご覧ください。それに関連して最近感じたことを書いてみます。

学術リポジトリ

学術リポジトリー(institutional repository と言ったほうがいいのでしょうか)という用語は、すっかり流行語になってしまいましたね。でも質問にあったように、アーカイブとリポジトリの違いがはっきり言えなかった等、どうも私の中では、概念が曖昧なようです。個人的には、アーカイブは静的な構造で、リポジトリは、動的な構造って感じなんですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。先週、RLGの方にも質問したのですが、はっきりした答えではありませんでした。ただ、institutional repositoryの目的としては、成果の公開とSPARCを関連して説明すると、図書館以外の方には誤解を与えてしまうと思っています。一昔前の民間企業の研究機関で行われた、研究・開発管理やLA(laboratory Automation)を思い出します。

研究成果の管理

大学は成果の公開と同様に、成果の管理という活動を強めています。これまでは、研究成果は研究者に任されていたのですが、それを大学としても管理しなければならないということです。この流れと、リポジトリの流行も関連があるようです。最近、大学の知的資産管理の議論を聞いていて、大学の知的財産権を守る活動が、権利の占有ではなく、研究基盤となる基本情報をパブリックドメインにして発信していく活動にも向いてほしいと思っています。

デジタル化の意味について

最近の文献調査は、インターネットで使えるもので探して終わるという傾向があります。リアル空間にあってもバーチャルな空間に無ければ、存在を証明できないようです。デジタル化についての方向性について、いくつか議論をする機会がありました。その時に、藤沢キャンバスの徳田先生が、ICタグは、リアル空間をバーチャル空間に写像するツールだということをおっしゃいました。昔は、そのバーチャル空間の情報量がとても貧弱だったのですが、今や、特定の分野においてはリアル空間の情報量にずいぶん近づいてきたように思います。そのバーチャル空間の情報量を拡大するためには、デジタル化ということは必須になってきます。そう考えると、何でもデジタル化するということも必要な気がしてきます。学術分野には学術コンテンツクリエータ(藤沢キャンパス徳田先生の造語)の育成が必要になるということでした。

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