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MediaNet≫No.11 2004≫学位論文データベースの構築について―湘南藤沢キャンパスの事例より―
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ナンバー11、2004年 目次へリンク 2004年10月1日発行
特集 大学図書館からの情報発信―電子化情報と情報電子化への取り組み
学位論文データベースの構築について―湘南藤沢キャンパスの事例より―
新井 圭子(あらい けいこ)
湘南藤沢メディアセンター係主任
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1. はじめに
 湘南藤沢メディアセンターでは,大学院政策・メディア研究科学位論文について,著者から許諾が得られたものに限りデータベース化し,抄録・全文検索サービス(全文利用はSFC内限定)を提供している。初年度(修士:1995年度,博士:1998年度)から2003年度分まで約1,450名の論文が収録されている。データベースは一度に構築できたわけではなく,段階的に行われ順次公開されるに至った。1997年から1999年にかけて1995〜1998年度分をデータ遡及した。現在は全作業を外注しているが,初期の頃はテクニカルサービス担当者が抄録データを作成していた。1999年2月に抄録のみの公開を開始し,2001年4月から全文を公開した。

2. データベース化作業の実際
 湘南藤沢メディアセンターでは9月修了者と3月修了者のデータベース作業をまとめて行なっている。製本版(仮製本版)で提出された学位論文はPDF化された後に閲覧用に再製本される。PDFデータは約2ヶ月で納品され,その後直ちにSFCのCNSネットワークへとインストールされるので製本版より一足先に学位論文を検索することができる。
 予算は150万円で,その他に検索エンジンであるCyber Finderの年間保守料として約10万円の経費がかかる。検索項目は論文の著者名,書名,抄録中の語すべて,および著者が指定したキーワードである。抄録は一論文につき和・洋それぞれのファイルを用意している。本文PDFの品質は400dpiとし,一章を1ファイルとして作成しているが,2Mbyteを越える場合は分割している。SFCの学位論文の対象主題は建築,環境,映像等が多いためかカラーの写真,図版,表・グラフが多く含まれる。当初は経費,システムの負担を考慮してカラーページをグレースケールで対応していたが,ネットワークの環境上特に問題はないとの判断から2003年度からカラーで作成することにした。

3. 著作権処理について
 全文公開データベースではあるが,著者の許諾が得られないものは,データを作成するが公開はしないようにしている。
 大学院設置当初は論文データベース検索システムがなく,著作権の対象として冊子体だけを想定すればよかったので修士学生にのみ閲覧利用と複写についての許諾をお願いしていた。しかし,データベース化するにあたって,データのダウンロードや送信といった今までにはなかった提供形態についても許諾を得る必要が出てきた。また,著作権意識が浸透してきた現在では,著者の意向に沿った利用者サービスを提供するためにも許諾依頼対象を博士に広げ,許諾項目を細分化し,冊子体の複写についての許諾,論文全文公開の許諾,論文の抄録のみ公開の許諾,それぞれについて確認することにした。後者2項目については利用者がパソコンからプリントアウトあるいはダウンロードする可能性があることを予め承知してもらったうえで許諾の返答をもらっている。2003年度の許諾書提出率は修士98%,博士57%となっている。未提出者は許諾なしと判断するが,全文公開許諾は修士64%,博士43%,抄録のみ公開許諾は修士21%,博士9%,どちらも許諾しないが修士15%,博士48%となっている。

4. 今後について
 現在は冊子体からPDF化しているが,効率的なPDF化を図る必要がある。データへのアクセスは最近1ヶ月間でSFC内2,426,SFC以外の塾内50,塾外(書誌データの閲覧まで)1,800という結果(検索結果,抄録,全文PDFへの延べアクセス数)があり,利用の高さが伺える。利用統計を整備して詳細に分析する必要がある。さらに広報にも力を入れて公開・周知すべきであろう。
 将来的にはメディアセンターが構築したSFC関連の情報デジタルアーカイブ,eKAMO System(Keio Archives in Multimedia Online System)とリンクづけて,現在閲覧不可になっているが年々増えている学位論文付属資料のAV資料やCD-ROM等のコンテンツもデジタル化して提供していきたい。

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