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MediaNet≫No.11 2004≫慶應義塾図書館編・刊/井筒俊彦文庫目録 和漢書・洋書の部(稿)/井筒俊彦文庫目録 アラビア語・ペルシア語の部
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ナンバー11、2004年 目次へリンク 2004年10月1日発行
資料紹介
慶應義塾図書館編・刊(非売品)
『井筒俊彦文庫目録 和漢書・洋書の部(稿)』(2002年3月,[6],313p)
『井筒俊彦文庫目録 アラビア語・ペルシア語の部』(2003年10月,xix,471p)
平尾 行藏(ひらお こうぞう)
メディアセンター本部事務次長
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 イスラーム思想と言語哲学の泰斗にして巨大な学者であった井筒俊彦博士が世を去られてから早や十年が経過した。博士の略歴を以下に記す。
1914年 5月4日生
1937年 慶應義塾大学文学部英吉利文学科卒
同 年 慶應義塾大学文学部助手
1954年 慶應義塾大学文学部教授
1962年 慶應義塾大学言語文化研究所教授
1969年〜 モントリオール・マックギル大学教授,イラン王立哲学研究所教授を歴任
1981年 慶應義塾大学名誉教授
1993年 1月7日没
 没後ほどなくして井筒夫人から博士の旧蔵書および邸宅の寄贈の申し出があり,慶應義塾ではそれをお受けすることとした。これをどのような形で研究者の利用に供するかを検討した結果,井筒博士ご存命当時の姿そのままに旧邸宅内に配置しその場で利用に供する動態保存の形で公開することとなった。1999年5月以来イスラーム思想,アラビア学,言語哲学等関連分野の研究者にこの形でサービスを提供してきている。
 サービス提供に当ってまず整備すべきは文庫目録である。寄贈を受けた旧蔵書は,刊行物のみで,1万5,000冊余に達する。これらの図書が対象とする主題領域は,博士の関心が言語哲学研究に始まりイスラーム思想を経て東洋哲学に至ったことを反映して,森羅万象に及んでいるといって過言ではない。博士が晩年に構想された「東洋哲学」たるや「いわゆる東洋の概念をはるかに超えたもので,古代ギリシャ哲学と西洋中世哲学を包含し,アラビアとペルシアのイスラーム神秘主義から,ユダヤ哲学,インド哲学,中国の儒教と道教の思想,禅の哲学に至る広がりを持つもの」(同目録『アラビア語・ペルシア語図書の部』<まえがき>より)であった。従って蔵書も中近東,中国,アジアとヨーロッパなど世界全域の宗教学,哲学,古典文学,美術等に及んでいる。内訳は,アラビア語,ペルシア語および非ラテン文字言語の図書が2,422点,日本国内および中国等漢字文化圏の出版物いわゆる和漢書が5,806冊,ラテン文字,ギリシャ文字,キリル文字を用いる諸語の図書いわゆる洋書が5,132冊となっている。
 目録作成の前段階としての資料整理作業は,アルファベット1文字と追い込み番号から成る請求記号と資産登録番号を,1冊づつに付与することで始まった。その後書誌記録の作成に着手し,足掛け6年が経過して,ようやく2冊から成る文庫目録を上梓することができた。2002年3月に第1分冊として『和漢書・洋書の部(稿)』,2003年10月に第2分冊として『アラビア語・ペルシア語図書の部』を公にした。
 和漢書・洋書についてはメディアセンター本部の整理担当部門により,アラビア語・ペルシア語等の図書については本学言語文化研究所講師岩見隆氏ほかの協力を得て,書誌記録は作成された。『アラビア語・ペルシア語図書の部』の本文は著者名(あるいは書名)のラテン文字への翻字形のアルファベット順,索引は人名と書名のラテン文字への翻字形のアルファベット順に配列したが,特に本文中の書名のアラビア文字をどのようなフォントで印刷するかについては多少のこだわりがあった。印刷部数各300部。
 『アラビア語・ペルシア語図書の部』には博士の著作目録が収録されている(岩見隆編)。これには日本語で書かれた著書や論文とほぼ同数の英語あるいはアラビア語による著作が挙げられている。これらの著作と本目録が全貌を明らかにした旧蔵書とが相俟って,世界的広がりをもつ「井筒学」の今後の成果にいささかなりとも貢献できれば幸いである。
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