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ナンバー15、2008年 目次へリンク 2008年10月1日発行
巻頭言
薬学メディアセンターの発足にあたって
杉本 芳一(すぎもと よしかず)
薬学メディアセンター所長
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 本年4月,慶應義塾大学薬学部および大学院薬学研究科が開設され,薬学メディアセンター(芝共立薬学図書館)が発足しました。
 薬学部は3つの建物より構成されています。1号館は学生厚生棟で,事務窓口,学生ホール・食堂,体育館などがあります。2号館は教育棟で,教室,実習室,講堂などがあります。3号館は研究棟です。芝共立薬学図書館は,3号館の3階,3つの建物の連絡通路のわきの非常に便利なところにあります。2000年にできた,とてもきれいな図書館です。開館時間は平日が9〜20時,土曜が9〜13時で,学生休暇中の平日は9〜18時です。休日は休館です。
 さて,図書館に入りますと,右手側では,新着雑誌コーナー,次いで2つのグループ学習室があり,その奥に専門図書と教養図書の書棚が続きます。左手側は,事務室,カウンター,パソコン検索コーナーがあり,その奥の閲覧室には閲覧と勉強用の机が並んでいます。
 閲覧室,パソコン検索コーナー,書棚をあわせたオープンスペースは475m2で,ここに大小あわせて27の書棚と100席の机・椅子が設置されています。また,2室のガラス張りのグループ学習室はそれぞれ30m2と21m2の広さで,視聴覚機器とあわせて20席の机・椅子が設置されています。
 3号館の4階には,電動書架を備えた167m2の書庫があります。3階と4階をあわせた棚板延長は約3,000mで,約7万冊の蔵書が収められています。
 2008年度の薬学メディアセンターの最重要課題は,各地区メディアセンターとの本格的なシステム統合です。薬学メディアセンターでは,義塾共通の図書館システム「KOSMOS II」を利用するため,8月に全ての蔵書に新しいバーコードラベルを貼付します。その後,蔵書を順次メディアセンター本部に送り,書誌データの統合作業となります。またこれと並行して,図書館における発注・受入・支払・目録・決算等の業務のシステムの変更作業を進めます。これにより,薬学メディアセンターで借りた本を他地区で返却することができない等の不便も解消される予定です。
 2008年度の課題のもう一つは,学術雑誌・電子ジャーナルの契約の見直しです。これには,本部及び他地区のメディアセンターの購読契約との統合のための事務処理と,近年の自然科学系学術雑誌の電子ジャーナル化に伴う購読費用の増大という2つの側面があります。とりわけ後者については,他地区のメディアセンターとも連携して,今後の図書館における学術研究の支援体制をより充実させるための改革を進めていかなければならないと思っています。
 薬学メディアセンターでは,本部との人的交流が進んでいます。6月には,専任職員の退職を受けて,メディアセンター本部の専任職員が出張の形で配属されました。これにより本部および各地区メディアセンターとの交流もいっそう促進されるものと期待しています。またこれとは別に,統合関係の事務に対応するため,嘱託職員の臨時の増員も決まりました。メディアセンター本部の多大なご配慮に対し,この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
 図書館は,皆様に利用していただいてこその図書館だと思っています。今,電子ジャーナルをはじめとする電子化の流れの中で,蔵書と閲覧スペースがあって落ち着いて勉強と思索のできる図書館という空間を再構築する必要があるのではと感じています。そのために,薬学メディアセンターは,図書館サービスの充実,選書体制の整備等,利用の増大と快適さの維持のための努力を続けていきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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