サードリアリティーのコンセプトとユーザの変化について

楽天株式会社 技術研究所 森 正弥 様
11月26日(月) 15:00 – 17:00
慶應義塾三田キャンパス 新図書館 地下AVホール

 2006年は、Web2.0 というコンセプト・現象が世の中を席巻しました。過去10年間で最も大きかったテクノロジーとビジネスのパラダイムシフトは、インターネットサービスの台頭とその結実としてのWeb2.0 現象の発生であることは間違いありません。

ネットはユーザの生活や経済活動に影響を与え、継続して発展していく可能性を示し続けています。

 今後も、Web3.0、Web4.0 とインターネットは進化していき、それにあわせ様々なアプリケーション・システム・サービス、そしてビジネスが登場してくるでしょう。ですが、これらの進化はユーザに歴史上例を見ないレベルでの変化をもたらすと、楽天技術研究所は予想しています。それは、「リアリティの進化」という現象です。同研究所は、今後アカデミックもエンジニアリングもビジネスもあらゆる領域がこぞって優先順位をあげ、取り組んでいくべき問題は「リアリティの進化」であると考え、「サード・リアリティ」というビジョンを提唱しています。

 近い将来訪れるであろうWeb2.0の先のネットと現実が融合するテクノロジーの進化が、どのようにユーザの生活に影響を与えていくのか。

 「サード・リアリティ」とはどのようなビジョンなのか。起こりうる変化とそのビジョンについてご説明いたします。